革新的なソフトウェアで経営課題の解決へ―アシストマイクロ株式会社
AssistMicro

信州大学附属図書館様

case-shinshu

導入先

信州大学附属図書館様

業種

教育機関

製品・サービス

    電子化サービス

近世日本山岳関係資料(和古書)を電子化、デジタルアーカイブのコンテンツへ

信州大学附属図書館様では、2011年3月、所蔵されている山岳関係資料の一大コレクション「小谷コレクション」のうち、近世の和古書や古地図等 653点を電子化し、「近世日本山岳関係データベース」としてWeb上に公開されました。「小谷コレクション」は国内有数の山岳関係資料であり、このデータベースの公開により、国内外を問わず、一般利用者や研究者に貴重な情報を広く提供されるとともに、希少価値の高い資料現物の保存(アーカイブ)も実現されています。

アシストマイクロでは、この山岳関係資料(和古書)の電子化作業と、メタデータおよび目録データ(国立情報学研究所仕様準拠)の作成を行わせていただきました。当事例では、当社の担当したコンテンツ作成業務を通じて、信州大学附属図書館様のお取組みをご紹介します。

作業内容:和古書の見開きスキャニングからメタデータ・目録データ作成まで、コンテンツデータをワンストップで作成

「近世日本山岳関係データベース」の構築において、アシストマイクロでは信州大学附属図書館様が採用された公開用システムにあわせたコンテンツ作成業務(山岳関係資料の電子化)を承りました。電子化にあたっては、希少な資料が多く含まれる小谷コレクションということで、取扱いに細心の注意を払いながら高精細な画像とメタデータ・目録データを作成することが重要なポイントでした。
(※公開システムは信州大学様が独自開発されたものです)

高精細の見開き画像を作成、カラープロファイル設定で色調再現も厳密に

冊子のスキャニング

資料のうち和古書の電子化には、要件である“原本に対して400dpi”(光学解像度400dpi)でのスキャニングが可能なブック用スキャナを使用しました。見開き状態で上部から1枚1枚スキャンすることで資料への負荷を最小限に抑えるとともに、カラープロファイルで色情報を厳密に管理することで現物の色調再現にも対応しました。

和古書の体裁は和紙を糸綴じしたものでしたが、なかには文字が曲がった状態で綴じられたものや、糸綴じの影響でノド部分の文字に欠けや歪みが出てしまうものもあり、読みやすいように角度を調整したり、糸をほどいてスキャンしたり、ケースに応じた細やかな作業を行いました(糸をほどいた和古書に関しては再製本も実施)。

また、折りたたまれて保管されてきた大型の古地図に関しても、紙自体にかなりの経年劣化が見受けられたため、開き・スキャン・戻し、と一貫して慎重な対応が求められました。

 

資料現物から必要情報を抽出し、メタデータとNII仕様の目録データを作成

電子化したすべての資料について、まず「近世日本山岳関係データベース」用のメタデータを作成しました。和古書は一般的な新刊書とは異なり、出版情報が記載された奥付が揃っているわけではありませんので、一冊一冊現物を見ながらタイトルや出版年など必要な情報を探し出し、入力する必要がありました。 希少な資料はもちろん、印刷によって同一タイトルが複数現存している資料であっても、他の冊子にはない情報―たとえば、内題や外題に添書きがある、見返し部に押印がある、等―を持つものに関しては、その特有の情報をもれなく盛り込むことに尽力しました。

さらに、「多くの方に資料を利用してもらいたい」という信州大学附属図書館様のご要望により、メタデータを編集し、信州大学附属図書館OPACと国立情報学研究所(NII)が運営する総合目録データベースに登録可能な目録データを作成しました。そのうち、NII総合目録データベースに関しては、デー タベースへの登録有無の調査から、未登録資料のサーバ登録作業までお任せいただきました。これにより、NIIのデータベースからも「近世日本山岳関係データベース」に登録されている資料の所在をすぐに確認できるようになっています。

劣化した和古書の綴じ修復(再製本)にも対応

電子化した和古書のなかには綴じ糸が切れたり傷んだりしているものがあり、そのような資料については、スキャニング時に解体したものと同様に新しい糸で再製本(四ツ目綴じ)を実施し、ご返却しました。

ケーススタディイメージ

作業実績

電子化した資料
  • 和古書  585冊
  • 古地図等  68枚
  • (画像総数 22,042点)

納品データ
  • 画像データ(光学解像度400dpi/24bitカラー)
  • オリジナル:非圧縮TIFF形式

    Web公開用: JPEG形式

    サムネイル用: JPEG形式(100×100pixel)

  • メタデータ(近世日本山岳関係データベース用) 36項目Excel形式
  • 目録データ(OPAC、NII総合目録データベース用) 34項目Excel形式

ご納品したデータは、信州大学附属図書館様にて公開用システムに登録され、2011年3月31日、「近世日本山岳関係データベース」として無事公開されました。また、信州大学附属図書館OPACには目録データとともにデータベースで公開されている山岳資料の画像データへのリンクが記載され、貴重な情報への柔軟なアクセスが実現されています。

アシストマイクロ担当者より

信州大学附属図書館のご担当者様に、綿密なお打ち合わせやメールでの進捗状況・作成上の疑義箇所へのご確認をしていただきながら、画像およびメタ/ 目録データの作成を行わせていただきました。美しい山岳画や当時の街道の古地図なども含まれており、眺めているだけでも魅かれる資料が多数ございますので、今回のコレクションがより多くの人の目に触れることを願っております。

信州大学「近世日本山岳関係データベース」
近世日本山岳関係データベース

信州大学附属図書館が誇る山岳関係蔵書「小谷コレクション」のうち、近世(主に江戸時代)の和古書585冊、古地図等68点の全ページを電子化して公開しているデータベースサービス。時代・分野からの選択のほか、任意のキーワードによる資料の検索が可能。高精細なデジタル画像を自由に拡大縮小し、細部まで 閲覧できる。
http://moaej.shinshu-u.ac.jp/

  • 本導入事例は2011年6月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。
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