
導入先
第一精工株式会社様
業種
製造・メーカー
製品・サービス
Rosetta Stone
事業本部長以下、全役職者を対象に英語基礎力の向上に取り組む
精密部品メーカーとしてグローバルに事業を展開する第一精工。主要製品のコネクタを扱うアイペックス事業本部では、海外の拠点や顧客とのコミュニケーション強化のために、事業本部長以下、全役職者を対象にRosetta Stoneによる英語学習に取り組んでいます。担当の管理本部 総務統括部 総務部 総務3課の浜野麻衣子氏に、導入の経緯や効果などを伺いました。
課題:事業本部の全社員が英語を使えるようにしたい
スマートフォンやパソコンなどの電子機器に用いられる小型コネクタの開発・製造を担う第一精工株式会社アイペックス事業本部。同社のコネクタ製品はI-PEXブランドで全世界に販売されており、海外での売上が8割以上を占めています。
同事業本部が社員に英語学習の機会を提供するきっかけとなったのは、国内で作成した英文の技術文書が、海外拠点から「内容がわかりにくいので改善してほしい」と指摘を受けたことでした。それを機に、英文ライティングの研修を社内で数回実施しました。社内で英語教育を行うのは初めてで社員から好評を得ていましたが、そのような中、事業本部として全社員の英語力を高めていく方針が打ち出されました。その理由について浜野氏は、次のように語ります。
「これまで海外の拠点や顧客とのコミュニケーションは、英語のできる一部の社員に頼ってきましたが、全ての社員が英語をできるようになった方が、業務効率が改善しますし、海外からの信頼も一層高まります」
導入方法について検討したところ、業務で日常的に英語を使う若手層にいち早く身につけさせたいという意見が出ました。しかし、そのためには、まず上司が手本を示す必要があるとの考えから、初年度は全管理職を対象に実施し、その後、一般社員に展開することになりました。
選定:重い腰を上げて学ぶ気になるかどうかを重視
対象者が決まると、次の検討課題はどのような手段で学習するかです。
「部長クラスからは、時間が取れないため、集合研修以外の手段を考えてほしいと要請されました。残る手段は通信教育とeラーニングですが、通信教育は日々の学習状況をタイムリーに把握してフォローができないため、eラーニングに絞りました。対象は海外営業部門以外の全管理職なので、なかには英語に対して苦手意識がある人もいます。そうした人でも重い腰を上げて継続して学習してもらえるように、なるべく“勉強”のイメージが強くなく、楽しく学習できるかどうかを重視しました」
その観点から、浜野氏が選んだのがRosetta Stoneでした。
「一番の理由は、ゲーム感覚で学べることです。最初にゴールまでの道筋が示されるので、一つずつクリアしながら進めることができます。また、学ぶ過程で日本語が一切出てこないところもポイントでした。他には、ライティングがもっと学べたり、コースを選べる教材もありましたが、初心者にはハードルが高いと感じ、まずは読む・聞く・話す・書くの4技能をバランスよく習得することが大切だと考えました」
部門長会議でRosetta Stoneを提案したところ、コスト面も大きな決め手となり、当初の予定よりも対象を広げて副主任以上の役職者全員で実施することになりました。
※本導入事例の全文はパンフレットでご覧いただけます。
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学習者の声
海外との電話にも慣れ、メールを書く時間は半減
以前は海外から電話がかかってくると、緊張して頭が真っ白になり、何も聞けないような状態でした。しかし、Rosetta Stoneでネイティブコーチとのオンラインレッスンを何回も体験したおかげで、英語で話すことにだいぶ慣れました。
最近では、こちらから海外拠点に電話をかけることもあります。また、語彙が増えたおかげで、英文でメールを書く時間も以前の半分程度に短縮できました。Rosetta Stoneは英語のフレーズを、それを使うシチュエーションの写真を見ながら学べるので、それぞれのシチュエーションに相応しい言い回しが自然に身についてきたように思います。
― 管理本部 財務統括部 財務部 経理2課 係長 M.M氏
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学校法人宮崎日本大学学園 宮崎日本大学高等学校 英語進学科様
英語の4技能をバランスよく伸ばし国際社会で活躍できる人材を育成 宮崎日本大学高等学校英語進学科では、「英語力を生かした英語重視の大学への進学」「日本人としてのアイデンテイティと国際感覚の養成」「英語による基礎学力とコミュニケーション能力の確立」を目標に掲げ、国際性豊かな人材育成を行っています。その一環として採用しているのが、語学学習ソフト「ロゼッタストーン」です。同学科では、全生徒にIDを提供し、一人ひとりのレベルやペースに合わせた学習環境を実現。LL授業や自習用の教材として活用し、個々の生徒の英語力の養成に役立てています。 課題:英語の4技能をバランスよく伸ばしたい 英語進学科長 教諭 笠原 翼 先生 国際社会で活躍できる人材の育成を目指す英語進学科では、週12時間ある英語系科目のうち週4時間分を、フルタイム勤務の3名のネイティブ教諭が担当しています。英語進学科長の笠原翼先生は「英語を使ったゲームや単なる英会話学習ではなく、『話す・聞く・書く・読む』の4技能をバランスよく伸ばして、実生活で使える英語能力を身につけることに重きを置いています」と話します。そのため、カナダでの2週間の海外研修、1年間の交換留学、日本大学主催によるイギリスでの18日間の語学研修など、海外で学ぶ機会も豊富に用意されています。 さらに、4技能を伸ばす教育の一環として、2013年に導人したのがロゼッタストーンです。英語進学科では、創立50周年に向けた校舎建て替えに合わせて、LL教室の設備を一新すると同時に、新たな語学教材の導入を検討しました。ネイティブ教諭の1人でITにも詳しいマイケル・ホームズ先生が、市販のさまざまな語学教材を検討する中で、ロゼッタストーンを自ら購人して1年間使ってみたところ、「これなら授業の教材として使える」という手応えを感じたそうです。 「段階を踏んで難しくなる構成や、発音をさせて判定するといったアクテイビティの内容が、生徒の英語力伸長に効果的だと感じました。さらに、生徒1人当たりの導入コストが比較的低かったことも決め手となりました」(ホームズ先生) 活用:授業と自習を組み合わせ、定期テストも実施 英語教諭 マイケル・ホームズ 先生 英語進学科では、ロゼッタストーンのIDが全生徒に配布され、週1回の「コンピュータ・LL演習」の授業で、生徒が各自のペースで学習を進めます。 「授業中は様子を見ながら、『頑張っているね』『今の発音は良かったね』と声をかけたり、先に進めず困っている生徒を助けたりしています」(ホームズ先生) 生徒は、3年間でロゼッタストーンをゴールまでやり終えることを目標にします。しかし、週1回の授業だけではゴールまで到達できません。そこで、朝・昼休み・放課後にLL教室を解放し、週1時間程度は自習するよう指導しています。 また、生徒は自分のスマートフォンなどにロゼッタストーンのアプリをダウンロードし、自分のIDでログインすれば、自宅などでも学習できます。このように、いつでもどこでも学習できる環境が重要だとホームズ先生は考えています。 年5回行われる定期考査では、ロゼッタストーンのテストも行われます。そのため、生徒には事前にロゼッタストーンからの出題範囲が提示され、テストに間に合うように学習を進めることが求められます。そこで、毎月、校内に生徒全員の学習の進捗状況を示す棒グラフを掲示し、学習を促すようにしています。さらに、ロゼッタストーン導人と同時にTOEIC受験も始めました。1年の3学期と2年の3学期にそれぞれ受験し、1年間の英語力の伸長度を確認しています。 効果:発音が上達し、自信を持って話せるようになった ロゼッタストーンを導入したことにより、「生徒たちの発音が上達し、自信を持って英語を話せるようになった」とホームズ先生は評価します。 「通常の授業では、個々の生徒が英語を話せる時間はわずかしかありません。また、英語で話をさせても、その時点での英語力でしか話せませんから、慣れることはできても進歩がありません。その点、ロゼッタストーンで学習すれば、野球のノックのようなトレーニングによって発音を矯正でき、文法の正しい使い方も自然と身につきます。英語進学科では10人程度の生徒で英会話を行う授業があるのですが、ロゼッタストーンのおかげで、生徒たちは無意識のうちに発音が良くなり、構文を使って話せるようになります」(ホームズ先生) 加えて笠原先生は、生徒募集における効果も指摘します。「中学3年生向けのオープンキャンパスで、訪れた中学生にロゼッタストーンを体験してもらっています。すると、多くの中学生が感動してくれます。『ロゼッタストーンがすごかった。ぜひこの学校に入りたい』というアンケートの回答もあり、生徒募集に役立っています」(笠原先生) 導人を担った先生方の「ITを活用して生徒の英語力をもっと高めたい」という熱意と、授業の一環として学習環境を整えたことが、成功の秘訣と言えそうです。 学習者の声 正しい発音が身につき、聞く・話す力が上達 ロゼッタストーンは、学習者の発音を判定して、通じる発音になるまで何度もやり直します。そのため、正しい発音がクセになり、授業でも英語がすらすらと読めるんです。それが嬉しくて、家でも勉強の合間や休日にスマホでやっています。文法も、授業を聞いているだけではなかなか頭に入ってきませんが、その文法を使った文が繰り返し登場するので覚えやすいです。 高校では英語だけで行われる授業があるのですが、初めは内容が全然わからず、これでやっていけるのだろうかと不安でした。でも、ロゼッタストーンをやることで次第に耳が英語に慣れてきました。英語を聞いて日本語に訳すのではなく、英語のまま理解できるようになり、会話での間も短くなりました。通っている英会話塾のネイティブの先生にも「最近、英語がうまくなった」と褒められました。 ― 1年生 R.K さん 単語や文法が自然に身につき、勉強が楽しい ロゼッタストーンは、普通の英語の勉強と違って楽しいです。単語や文法を一生懸命覚えるというよりは、写真を見ながら単語やフレーズを見て聞いて話すことを繰り返しながら覚えていくので、勉強が苦になりません。例えば「"Please"の後には動詞の原形がくる」といった文法上のルールも、さまざまな例文で繰り返し出てくるので、自然と身につきます。 また、日本語が一切出てこないので、英語に集中しやすいと思います。以前は、何かものを見た時に、日本語から英語へと置き換えていましたが、ロゼッタストーンをやるようになってからは、ものを見て、すぐに英語が出てくるようになりました。夏休みにカナダにホームステイをした時も、英語がすぐに浮かんだり、またロゼッタストーンで勉強したフレーズが出てきたりして、とても役に立ちました。 ― 2年生 Y.N さん 映画が英語だけでも理解できるようになった ロゼッタストーンは、日本語を使わず、写真を見ながら英語を理解するようになっているところや、4技能を全てやるので五感を使うところが良いと思います。一つのユニットごとにテーマが決まっていて、同じ単語が繰り返し出てくるので覚えやすいですし、日常会話のフレーズも身につきます。間違えたところは記録されるので、学校の定期テストの前に間違えたところを確認すると、苦手なところがわかって勉強しやすいです。 1コマが5~10分と短いので、ちょっとした空き時間にも勉強できます。毎日、放課後のスクールバス出発までの30分閻を使って自習しています。ただ単語帳を読むだけよりも、ロゼッタストーンの方が楽しく勉強できます。 最近は、大好きなアメリカ映画を英語の音声と英語の字幕で観ても、ある程度理解できるようになりました。 ― 3年生 J.S さん 知らない単語を英文から推測する力がついた 私はじっと机に向かって勉強するのが苦手で、パソコンやスマホを使うロゼッタストーンだとストレスなく勉強できます。普段は朝7時半から学校で自習し、休日も少し時間がある時はスマホのアプリで続きをやったりします。高校3年になると、だんだん文法も難しくなってきますが、予習復習に多くの時間を費やさなくても、ロゼッタストーンをやることで自然と身につく感じがして、勉強しやすいです。また、受験勉強の合間の息抜き、気晴らしにもなります。 日本語を使わないのも、ロゼッタストーンの良いところです。授業で扱わない単語も出てきますが、「これはどういう意味だろう」と英文から推測する力がつきました。長文読解では、わからない単語を文章から推測することが必要になるので、その力を少しずつつけることができたと思います。 ― 3年生 M.M さん USER PROFILE:学校法人宮崎日本大学学園宮崎日本大学高等学校 英語進学科 1963(昭和38)年、日本大学の付属高校として設立。「特別進学・総合進学・英語進学・芸術・情報ビジネス」の5学科を設置しています。日本大学の教育理念である「自主創造」を基本とし、「明・剛・直」を校訓に掲げ、これまで約3万人の卒業生を輩出してきました。毎年、日本大学へ100名以上、国公立大へも100名前後が進学しています。 http://www.m-nichidai.com/ 本導入事例は2018年9月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。 本文中に記載されている社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。 本導入事例・Rosetta Stone製品に関するご照会は以下のお問い合わせ先までお気軽にお寄せください。 [inquiry]
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麗澤大学様【動画あり】
24言語の中から好きな言語を学べる単位認定科目を開講「見る・聞く・話す」の反復練習で語学を楽しみながら体で覚える 「知徳一体」の建学の精神に基づき、世界の人々から信頼される人材の育成に取り組む麗澤大学。多言語習得を推奨する同学は、2015年にロゼッタストーンを利用した新科目「グローバルCAI」を開講しました。学生は24言語から好きな言語をオンラインで履修できます。外国語学部准教授の草本晶氏に、開講の目的や効果などを伺いました。 導入の背景:留学前に欠かせない「話す」練習 外国語学部 准教授 草本 晶氏 本学では、学生たちに留学を積極的に勧めています。留学先で困難な出来事にチャレンジすることが、人としての成長につながると考えるからです。留学を見据えた場合、現地の言葉で会話がある程度できる必要があります。そのため、留学前に話すトレーニングを集中的にすることが大事だと考えています。 語学習得には、やはり、ある程度時間をかけてトレーニングすることが必要です。学生であれば、授業以外の時間にどれだけトレーニングできるかが重要になってきます。しかし、自発的に学び続けるのは容易なことではなく、やる気が出なかったり、始めてもなかなか続かなかったりする学生もいます。そんな学生たちでも楽しく学べそうな方法として着目したのがeラーニングでした。 採用の理由:学生たちが楽しく学べるツール 導入に当たり、どのようなeラーニング教材がいいか検討しましたが、その多くは、文法の穴埋め問題など、教科書をパソコンに移し替えただけのようなもので、あまり魅力を感じませんでした。それに対して、ロゼッタストーンは音声に重点が置かれ、ネイティブの発音を聞いて話すトレーニングができます。また、画面に出てくる写真が魅力的で、学生の興味関心も引きやすい。文法を意識することなく、写真を見て発音を聞き、話すことを繰り返すうちに、言葉が自然に身につく仕組みで、これなら、学生たちも楽しく学べるのではないかと感じました。 語学は、スポーツや音楽と同じように、練習すればするほどできるようになります。常に口の筋肉を動かし声に出していると、次第に口が覚えて、頭で考えなくても、口から瞬時に言葉が出るようになります。理屈ではなく、目、耳、口を繰り返し使うことによって、体が覚えていくわけです。そのためには、筋肉を動かすトレーニングが必要ですが、授業だけでは限界があります。そこで、授業以外のところでトレーニングするツールとして、ロゼッタストーンを導入することにしました。 学習効果:3ヵ月の学習で留学基準をクリア ロゼッタストーンによる新たな学習法の導入に積極的に取り組んできた草本氏。その功績が認められ、大学から教育奨励賞を受賞しました。 導入初年度の2010年度は、まずドイツ語の受講者を募って受講できるようにしました。導入してわかったことは、やる気のある学生には、楽しんで学べる魅力的なプログラムであるということです。学習効果がはっきりと表れたので、2012年度から単位認定科目とし、翌年度には英語も受講できるようにしました。 大学の留学プログラムに参加する場合、TOEICテストの基準スコアを満たす必要があります。毎週面談し、進捗状況を確認しながら進めていきますが、必ずスコアが伸び、基準をクリアできます。 中には、意欲を持って学び始めたものの、なかなか継続できない学生もいます。そのため、学生たちの学習時間を毎週チェックし、ランキング表を作成して構内に掲示したり、私が週に一度行っている「発音クリニック」で学習の進捗状況を確認するなど、継続して学べるような工夫をしています。 今後の展開:留学先でも履修可能にしたい 本学では多言語習得を奨励しています。複数の言語を学ぶことは、それぞれの文化や考え方を理解する手がかりになり、多様な視点を育てることにつながるからです。とはいえ、提供できる語学の科目には限りがあります。そこで、今年度からロゼッタストーンで24言語の履修が可能な「グローバルCAI」を開講し、学生たちが好きな言語を選んで学べるようにしました。 最近は、1つの国だけでなく、いろいろな国のことを知って視野を広げたいという学生が増えています。また、留学先で他国から来た留学生と仲良くなるなど、さまざまな刺激を受けて、帰国後に新たな言語を学び始める学生も少なくありません。そうしたニーズに「グローバルCAI」は応えることができます。 理想は、学生がどこにいても好きな語学を学べることです。現在は履修登録期間が決まっていて、日本国内でしか登録できませんが、ゆくゆくは留学先でも好きな言語を履修できるようにしたいと考えています。 学生たちには、「グローバルCAI」を活用して、さまざまな言語を学ぶことの楽しさにもっと触れてほしいと思います。 学習者の声 “ついで”に学べるので就活中でも続けられる ドイツ留学の前に、ロゼッタストーンでドイツ語を学びました。小さな子どもが言葉を覚える時のように、写真を見て発音することを何度も繰り返すうちに、言葉が口からパッと出てくるようになりました。ロゼッタストーンに出てきた単語は、使えるドイツ語としてしっかり身につきました。 留学から帰ると、ドイツ語は伸びた実感がありましたが、英語は伸び悩んでいました。そこで、今度はロゼッタストーンで中上級者向けの「Advanced English*」を学び始めました。本で学ぶのと違い、ネイティブの音声を聞いて自分の発音がチェックできるところや、音声を送ると添削やアドバイスを受けられるところが役立っています。 机に向かって教科書やノートを広げるのは堅苦しいイメージがありますが、ロゼッタストーンは、10分程度でも時間があればやってみようかなとか、インターネットを見たついでにとか、気軽に取り組めるところが気に入っています。その“ついで”が積み重なって、1週間で1ユニット進めることができたので、就職活動で忙しい時期にもピッタリの学習スタイルだと思います。 ― 外国語学部 外国語学科 英語・英米文化専攻 4年 C.Iさん シチュエーションに合ったフレーズを学べる 1年間のドイツ留学を終えた後、英語をもっと話せるようになりたいと思い、ロゼッタストーンの「Advanced English」で英語を学んでいます。留学している間に、英語で話していても、ついドイツ語が出てしまうようになり、もっと英語に意識を向けたいと思ったからです。 学習は、授業が早く終わった時や、授業の間の空き時間を利用しています。パソコンを使った学習方法は初めてのため新鮮で、モチベーションの維持につながっています。 英語上達の課題は、決まった表現しか使えないので、もっとボキャブラリーを増やすこと。ロゼッタストーンは、あるフレーズを学ぶ前に、そのフレーズを含んだ会話が視聴できるので、使うシチュエーションを含めて学べますし、全てが英語なので、リスニングの強化にも役立ちます。また、日本語が出てこないので、日本語に置き換えずに英語のまま考えることができます。 卒業後は、ドイツ系のメーカーで活躍したいと考えています。現在のTOEICスコアは500点台ですが、卒業までに700点を取れるよう頑張ります。 ― 外国語学部 外国語学科 英語コミュニケーション専攻 4年 S.Sさん 発音やスピーキングをチェックできるのがメリット ドイツ留学の間にドイツ語を、帰ってきてから英語を、それぞれロゼッタストーンで勉強しました。 ドイツ語を勉強していると、つい冠詞を略して単語だけを覚えがちなのですが、冠詞とセットで覚えなければ現地では役に立ちません。その点、ロゼッタストーンでは必ず冠詞と一緒に発音するようになっています。また、正しく発音できるまで繰り返し発音しなければいけない仕組みで、覚えやすかったです。 英語を話す場合、自分が覚えている簡単な言い回しを使ってしまうことが多いですが、「Advanced English」では難しい言い回しもわかりやすく学ぶことができました。塾の講師として中高生に英語を教えているのですが、ロゼッタストーンで学んだ例文を教えることで、生徒にも喜ばれ、自分の復習にもなっています。 日本人の英語の学び方は、文章を書いたり読んだりはできても、頭の中で文法を考えるので話せないという欠点があります。その点、ロゼッタストーンは発音やスピーキングをチェックする機能もあり、話す英語を学ぶにはとてもいいツールだと思います。 ― 外国語学部 外国語学科 英語・英米文化専攻 4年 N.Mさん * Advanced English ロゼッタストーン製品のひとつで中級~上級者向けの英語特化型学習プログラム(Rosetta Stone Advanced English for Business)。麗澤大学では24言語に対応した初級~中級向けのロゼッタストーン製品(Rosetta Stone Foundations)とあわせて、希望する学生に提供しています。 USER PROFILE:麗澤大学 法学博士、廣池千九郎氏が、知識と道徳が一体となる「知徳一体」の人間の育成をめざし、1935年に前身となる道徳科学専攻塾を創立。1959年、麗澤大学外国語学部を開学。語学力の習得に力を入れており、海外留学制度が充実。また、別科生・特別聴講生を含めると7人に1人が外国人留学生で、異文化交流も盛んです。 http://www.reitaku-u.ac.jp/ 導入事例をPDFでダウンロードする PDFダウンロードリンク 本導入事例は2015年7月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。 本文中に記載されている社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。 本導入事例・Rosetta Stone製品に関するご照会は以下のお問い合わせ先までお気軽にお寄せください。 [inquiry]
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株式会社コスモステクニカルセンター様
学ぶ意欲を向上させる「対面式」テストでRosetta Stoneでの学習効果を測定 社員の「話す力」を後押しし、英語力の底上げに成功 化粧品、医薬品、食品などの幅広い分野で「新たな付加価値」を創造し続けるニッコールグループ。そのR&Dを担う株式会社コスモステクニカルセンターでは、グローバルに活躍できる研究者を目指す取り組みの一環として、2015年4月からオンライン言語学習ソリューション「Rosetta Stone®(ロゼッタストーン)」を導入し英語学習を開始、学習成果の指標として、 「BULATS(ブラッツ)」のスピーキングテストを活用しています。 導入経緯:社員にとって最も重要な「話す力」を測定するテストを実施したい ビジネスのグローバル化を推進するコスモステクニカルセンターは、2015年に「2020年英語標準ツール化」という目標を掲げ、研究職である全ての社員が英語で仕事ができるようになることを目指し、Rosetta Stoneによる英語学習を開始。会社を挙げて英語力の向上に取り組んでいます。 さらに同社では、社員の英語力の指標として、10年以上前から読む力・聞く力を測定する世界共通のテストを毎年実施してきました。しかし、総務・経理部部長の山田政治氏は、社員の英語力を測定するには、そのテストだけでは十分ではないと感じていました。 「我々の業務において最も重要なのは、英語を“聞く”力、そして“話す”力です。そのため、話す力についても客観的に測定できるテストを導入し、社員の英会話スキルの向上を図りたいと考えたのです」 そこで山田氏は、各機関が提供する話す力を測定するテストを、実際に自ら受験するなどして比較検討を行いました。その結果、採用したのがBULATSのスピーキングテストでした。 採用理由:ネイティブとの対面式テストは、受験者にとって大いに刺激になる 総務・経理部 部長 山田 政治氏 話す力を測定するテストには、パソコンで行うものや電話を使うものなど、さまざまな形式がありますが、BULATSの場合、ネイティブの試験官と受験者が対面して1対1で行います。山田氏は、BULATSを選んだ理由として次の2つを挙げます。 1つは、「受験する社員にとって大いに刺激になる」ことです。 「テストは、ネイティブの試験官が対面して行います。それだけに、試験官からの問いかけに何も話せなかったりすると、『このままではダメだ、何とかしなければ』と痛感します。このように、社員の気持ちに火をつけるという点でも、BULATSのスピーキングテストは最適だと思います」 そしてもう1つは、「事前の試験対策が効かない」ことです。 「試験対策がしやすいと、テストの結果を見ても、本当に英会話力が備わっているのかどうか判断ができません。BULATSの場合、試験内容はあらかじめ示されていますが、そこは“生”のコミュニケーションですから、事前に何を話すか準備しておいても、テストではその通りに会話が進むとは限りません。ですから、このテストでコンスタントに高い評価が得られれば、本当の英会話力があると言えるでしょう」 活用方法:毎年実施し、社員のスキルアップの指標として活用 同社では毎年1回、読む力・聞く力を測定するテストと、話す力を測定するBULATSスピーキングテストの両方を全社員が受験し、Rosetta Stoneを利用した1年間の語学の取り組みでそれぞれの能力がどの程度伸びたかを測定しています。 BULATSのスピーキングテストは、試験官が会社に出向いて実施します。1人当たりの試験時間は約15分です。同社の場合、4日間の午後を使って50人弱の社員全員が受験しました。BULATSを初めて実施した2015年は、CEFRレベルでA1(Beginner)・A2(Elementary)の社員が何人もいましたが、全員がB1(Intermediate)以上を目指して1年間語学に取り組んだ結果、翌年のテストではA1・A2の人数が大幅に減り、全体的な底上げが測れたと山田氏は評価しています。 「テストは15分程度ですので、受験者にとっては短時間で済みますが、運営する側は15分刻みで社員のスケジュールを組み、対応する必要があります。しかし、その手間をかけるだけの意味は十分あると考えています」 言語学習ソリューションRosetta Stoneと、その学習効果を測定するBULATSのスピーキングテストは、コスモステクニカルセンターの「2020年英語標準ツール化」実現に向けて、社員の着実なスキルアップをサポートしています。 アシストマイクロは企業や教育機関等法人の皆様へ、言語学習ソリューション「Rosetta Stone®」と、学習効果を測定できる「BULATS」を合わせ、語学研修の実施から評価まで一貫したソリューションのご提案およびご提供が可能です。ご興味をお持ちになりましたら、ページ下部のお問い合わせ先までお気軽にお問い合わせください。 USER PROFILE:株式会社コスモステクニカルセンター 1970年にニッコールグループの開発センターとして設立され、2001年に株式会社として独立。同社が開発する高付加価値の素材・技術は、化粧品をはじめ医薬品、食品など、幅広い分野で利用されています。 本社:東京都 資本金:1億円 従業員数:55名 http://www.ns-cosmos.co.jp/ (2016年5月時点) 本導入事例は2016年5月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。 本文中に記載されている社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。 本導入事例・Rosetta Stone製品に関するご照会は以下のお問い合わせ先までお気軽にお寄せください。 [inquiry]
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- Rosetta Stone
MKタクシー西日本グループ様
ドライバーの英会話力向上のためいつ・どこでも学べる教材として活用 丁寧な接客サービスや低運賃などで知られる「MKタクシー」事業を展開するエムケイグループ。近年、外国からの訪日客が急増し、英語での接客機会が増えている中、大阪エムケイ・神戸エムケイ・福岡エムケイの3社(西日本グループ)は、語学トレーニングプログラムのRosetta Stoneを導入し、ドライバーの英会話力向上に取り組んでいます。 背景:英会話ができるドライバー・ニーズの高まり 日本を訪れる外国人旅行者が急増する中、タクシー会社でも英語をはじめとした外国語スキルの必要性が高まっています。エムケイ西日本グループでは、英会話のできるドライバーを「ESD(English Speaking Driverの略)ドライバー」に 任命し、希望するお客様にはESDドライバーが対応するサービスを数年前に導入しました。サービスは好評ですが、ESDドライバーの人数が少なく、お客様からの要望に十分応え切れない状況にあります。そこで、社内で英会話のできるドライバーを養成する機運が高まりました。しかし、24時間営業で勤務時間がバラバラなため、英会話教室を開いたりすることは現実的ではありません。そこで注目したのが、オンラインで学べるRosetta Stoneでした。 導入:「ドライバーが英会話を学べるツールはこれしかない」 企画広報主任 木下 めぐみ氏 ドライバーの英会話学習ツールを検討するにあたり、同社が重視した条件は、次の3点でした。 話すトレーニングができること。英会話スキルを習得するには、話すトレーニングが不可欠。 パソコンだけでなく、スマートフォンなどでも学習できること。ドライバーはパソコンを持っていない人が多い。スマートフォンでも学習できれば、待機時間などを利用して学習できる。 ドライバーが負担できる程度の価格であること。 これらの条件を満たす教材はRosetta Stone以外にないというのが、採用の理由でした。2015年1月に導入が決まり、3月にはアシストマイクロが5カ所ある営業所を回り、Rosetta Stoneの学習方法についての説明会を実施しました。 「ドライバーの多くは50代後半で、パソコンやスマホを使った学習に慣れていない人が多いため、説明会を開いていただき、質問にも答えていただけて助かりました」と、企画広報主任の木下めぐみ氏は語ります。 ドライバーは希望すれば誰でも申し込むことができ、毎月240分(4時間)以上学習すれば、費用の半分を会社が負担します(2年目は全額会社負担)。5月に学習が始まると、ドライバーの学習をフォローする目的で、大阪本社と神戸本社で月2回、ネイティブ講師による「英会話サロン」を開催し、英語で直接コミュニケーションする機会を設けました。さらに、西日本グループ独自の英会話認定テストを年3回行い、A~Dの4段階でドライバーの英会話レベルをチェックすることも始め、学習者の意欲を高めています。 効果:お客様との英語の壁が徐々になくなってきた 企画広報副主任 横田エリカ マリー氏 初年度は全体の約3分の1を占める149人のドライバーが学習に参加し、そのうち約半数が毎月240分という条件をクリアしました。1年目の取り組み成果について、企画広報副主任の横田エリカ マリー氏は次のように語ります。 「学習者からは、『英語が聞き取れるようになった』『お客様に積極的に話しかけられるようになった』などの声が挙がっており、学習者の間で英語に対する壁が低くなってきたと感じています」 英会話ができる木下氏と横田氏は、Rosetta Stoneをこう評価しています。 「ネイティブと話すことが英会話力を身につける一番の近道だと思います。その点、ライブセッションを無制限に受けられるのはとてもいい点です」(木下氏) 「長文を日本語のアクセントで話されるよりも、短文でも1つひとつの単語を正確に発音できる方が、ネイティブには通じやすいものです。それだけに、発音のセルフチェックができる機能は素晴らしいと思います」(横田氏) 初年度の実績を踏まえ、2年目となる2016年度は、西日本グループに加えて、京都・名古屋・滋賀にも導入が拡大。対象もドライバーだけでなく、新入社員に拡大して実施されています。時間や場所に縛られずに英会話を学べるRosetta Stoneの活用が、MKタクシーの英語力向上を強力に後押ししています。 学習者の声 海外ドラマの会話が聞き取れるようになってきた 海外旅行が好きで、外国の人とコミュニケーションを取りたいと思い、これまでも英会話教材で学習してきました。今回、Rosetta Stoneで学ぼうと思った一番の理由は、ネイティブコーチとのオンラインレッスンを受けたかったからです。 トレーニングは毎日昼休みにiPadで少しずつでもやるようにし、オンラインレッスンはいつも就寝前の23時台の時間帯を予約し、週2~3回レッスンを受けています。コーチがいろいろな質問を投げ掛けてくれるので、話すのが楽しいですね。間違いを気にせず、とにかくしゃべることを心がけています。1年間続けてきて、海外ドラマの会話がだいぶ聞き取れるようになってきました。 福岡は中国や韓国からのお客様が増えており、英語を話せる方が多いので、英会話力をさらに高めて、観光ガイドのできるドライバーを目 指したいと思います。 ― 福岡エムケイ H.T氏 「恐怖の時間」だったが、1年間学んで話す度胸がついた Rosetta Stoneは仕事の合間の待機時間に学習することが多いです。20分以上時間が取れると、車の後ろの座席に移動して集中して取り組みます。良いところは、日本語が全く出てこないところです。外国にいるのと同様の環境で、日本語に頼らずに学べます。飽きっぽい性格なのですが、レッスンが進むにつれて少しずつ難しくなっていくため、ゲーム感覚で楽しく学べるので気に入っています。 1年間学んで、英会話に対して度胸はつきました。以前は、外国のお客様の送迎は「恐怖の時間」でしたが、今は「なんとかなるだろう」という気持ちです。わからない時は別の言い方をしていただいたり、文では話せなくても単語を並べて伝えられたりするようになりました。 海外のお客様にもっとご満足いただけるように、今後もRosetta Stoneで学習を続けていきます ― 福岡エムケイ 課長 K.N氏 アジアのお客様と英語でやりとりできるようになった 空港送迎で英語の必要性を実感していたので、Rosetta Stoneは良い機会でした。2日間の休みの1日を学習に充てています。普段は自宅でパソコンで学習していますが、家族で出かけた時などは、車の後席でスマホでやったりもします。学習は面白いので、全く苦になりません。 Rosetta Stoneは、1つの映像とセンテンスがセットになっていて、日本語を介在させずに学ぶことができます。現実の場面でも、日本語をいちいち英語に置き換えていては会話になりません。この教材で学ぶと、英語のフレーズが浮かびやすいと思います。 まだネイティブのお客様と普通に会話することは難しいですが、英語が母国語ではないアジアなどのお客様とは英語で問題なくやりとりができるようになりました。やればやっただけの成果が得られるので、本当に役立っています。 ― 神戸エムケイ H.H氏 ネイティブコーチとのレッスンで、会話力が自然と身につく これまで使ってきた英会話教材は、インプットばかりでアウトプットの練習ができないところが不満でした。Rosetta Stoneは、自宅にいながらネイティブコーチと会話のオンラインレッスンができるところが魅力です。コーチは決まった質問をするだけでなく、会話を膨らませてくれるため、会話力が自然と身につきます。学んだことを仕事で実践してみて、お客様に通じた時はうれしいですね。 学習は、帰宅後、iPadで15分でもいいので毎日やり、オンラインレッスンは休日明けの出勤初日の朝に受けています。日常生活の中で苦にならず、楽しみながら学べています。 1年間学んでみて、お客様との間で受け答えがある程度できるようになりました。2年目は、簡単なアメリカンジョークを身につけて場を和ませ、もう少し踏み込んだ会話ができるようになりたいと思います。 ― 大阪エムケイ K.M氏 USER PROFILE:大阪エムケイ株式会社・神戸エムケイ株式会社・福岡エムケイ株式会社 〈大阪エムケイ〉設立:1997年 従業員数:427人 車両台数:223両 売上高:33億3200万円 〈神戸エムケイ〉設立:2002年 従業員数:598人 車両台数:228両 売上高:55億2900万円 〈福岡エムケイ〉設立:2008年 従業員数:105人 車両台数:50両 売上高:7億1500万円 ※従業員数は2015年3月21日現在、車両台数は2015年5月20日現在、売上高は2014年度。 http://www.mk-group.co.jp/ 導入事例をPDFでダウンロードする PDFダウンロードリンク 本導入事例は2016年5月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。 本文中に記載されている社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。 本導入事例・Rosetta Stone製品に関するご照会は以下のお問い合わせ先までお気軽にお寄せください。 [inquiry]
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静岡サレジオ小学校様
児童のスピーキング力を育成するため家庭学習用教材として活用 キリストの教えを土台に、温かい思いやりと活気に満ちた明るい子どもの育成を目指す静岡サレジオ小学校。国際社会に対応できる能力を養うため、英語教育に力を入れている同校では、国内の小学校で初めてロゼッタストーンを導入し、児童の家庭学習に活用しています。研究主任の下村明宏先生に、導入の目的や活用状況、学習効果などについて伺いました。 背景:週2~5時間の英語教育を実施 静岡サレジオ小学校 研究主任 下村 明宏先生 静岡サレジオでは、小・中・高の12年間を4年ごとの3ステージに分ける4-4-4制を導入し、一貫した教育を実践しています。同小学校では、1~4年生の「プライマリーステージ」(学びの基礎力を高める)、5年生からの「ミドルステージ」(自主性と論理的な思考力を育成する)の枠の中で授業が行われています。 同校の英語教育は、1~4年生には週2時間、5・6年生には週5時間行われています。1・2年生は、フォニックス※と歌、ゲームなどを通して英語に慣れ親しみます。3・4年生は、6年生で行くオーストラリアへの修学旅行の準備として、シチュエーションごとの会話文を中心に学びます。5・6年生になると、総合的な英語力の育成、修学旅行を見据えたより具体的なコミュニケーション学習、一般に中学で学ぶような文法指導の各授業、さらに毎朝15分間、校内放送でネイティブの先生によるリスニング学習が行われています。6年間を通して、修学旅行を1つの目標に据え、国際感覚豊かな人格の素地を育成することを目指しています。 課題:毎日英語に触れる機会を持たせる 同校では、英語の家庭学習の取り組みにも力を入れてきました。数年前からオンラインの児童向けリスニング教材を1年生から受講できるようにし、毎日継続してリスニングを行えるようにしています。家庭学習用にオンライン教材を採用した理由について、下村先生は次のように語ります。 「一緒に授業を行っているALT(外国語指導講師)と、『日本人はなぜ英語が苦手なのか』についてよく話をします。ALTがいつも指摘するのは、日本人は日常的に英語に慣れる機会が少ないということです。確かに、普通に生活していれば、英語を聞くことも使うこともありません。そのため、毎日英語に触れる機会を持たせた方がいいのではないか、という考えに至ったのです。とはいえ、低学年の児童に、宿題のようにノートの書き取りなどをやらせるのは無理があります。そこで、楽しく学べるようなオンライン教材を導入したいと考えました」 ゲーム感覚で楽しくリスニング学習ができるオンライン教材を導入したところ、子どもたちの学習スピードは予想以上に速く、全児童の約8割が4年生修了時までに同教材の3つのグレードのテストに合格します。中には2~3年生で合格する児童もいるほどで、次の学習ステップを用意する必要が生じました。そこで、同校が導入したのがロゼッタストーンでした。 導入:スピーキング力の育成を重視 次のステップとなる教材の検討に当たり、下村先生が重視したのは、ボキャブラリー、リスニング、スピーキング、リーディングをバランスよく学べることです。中でも特に課題だと感じていたのがスピーキング力の育成でした。 「リスニング力は授業と児童向けリスニング教材によって育成できるようになりましたが、話す機会は授業中の限られた時間しかありません。そこで、話す時間を増やせるような教材を導入したいと考えました」 複数の教材を比較検討する中からロゼッタストーンを採用した理由として、下村先生は次の3つのポイントを挙げます。 発音を判定する機能があること。「自分の発音が通じるかどうかが、そのつど判定されるため、家庭学習でも正しい発音を身につける練習ができます」 写真を見て状況を判断できること。「レッスンでは必ず写真が表示されるため、英語が聞き取れなくても写真から状況がわかり、『なんとなくこれでいいのかな』という判断ができます。この学び方であれば、海外で、英語があまりわからない状況でも対処する力を養うことができると思います」 レベルの幅広さ。「初心者でも取りかかりやすいレベル1から、就職しても困らないぐらいのレベル5まで幅広く学習できるプログラムは、子どもたちの可能性を狭めることがありません。子どもたちの英語力がどこまで伸びるのか本当に楽しみです」 効果:授業で単語を教える必要がなくなった ロゼッタストーン利用後、わからない英語があっても不安がらず雰囲気から感じとろうとする姿勢が身についた 同校では、児童向けリスニング教材の全グレードのテストに合格した児童は、学年を問わずロゼッタストーンを受講できます。現在、全校の約3分の1の児童がロゼッタストーンで学習しています。国内の小学校でロゼッタストーンを導入したのは同校が初めてですが、下村先生は、児童向けリスニング教材との組み合わせが成功の秘訣だと考えています。 「ロゼッタストーンは子ども向けに特化した教材ではありませんので、最初からロゼッタストーンで学ばせた場合、対応できる子どもはもっと限定されたかもしれません。前段階として児童向けリスニング教材でテストに合格させたうえで受講させるのは、とても有効な方法だと考えています」 多くの児童が家庭学習を行うようになったことで、授業の内容にも変化が表れています。以前は、単語の意味を日本語で教えることに一定の時間を割いてきました。しかし、単語は家庭学習で学ぶようになったため、授業では、その単語を英語で説明したり、単語を使った文を教えたりすることに重点を置くことができるようになってきました。また、もう1つの効果として、英語がわからなくても、子どもたちが不安がらなくなったことを下村先生は指摘します。 「英語で授業をしていると、以前は『わからない』という声がよく挙がりました。最近は、わからなくても雰囲気で感じ取ろうとしますし、間違えても大丈夫という意識が身についてきたように感じます。海外に行けば、言葉がよくわからない状況というのは日常茶飯事です。そんな時でも何とかできる技を身につけさせたいと思っています。その点、写真を見て状況を判断できるロゼッタストーンはとてもいい教材だと思います」 今後:学習意欲を高める工夫をしたい 今後の課題について、下村先生は次のように語ります。 「ロゼッタストーンは学習意欲の高い児童には習慣化しやすい教材です。しかし、ゲーム感覚で楽しく学べる児童向けの教材とはギャップがありますので、中にはつまずいてしまう児童もいます。これまでは、家庭学習ということで自主性に委ねている部分がありましたが、ロゼッタストーンはカリキュラムの組み替えやテストを組み込むこともできますので、ゴールを細かく設定したり、学校内でも進捗度合いによって評価してあげたりするなど、児童のモチベーションがさらに高まるような工夫をしていきたいと考えています」 同校では今後もロゼッタストーンを児童の英語力向上に役立てていく考えです。 学習者の声 反応があるからやる気になる 発音がきれいにできて、正解できるとすごくうれしいです。本やノートで読み書きすることに比べると、ロゼッタストーンは反応してくれるので楽しく勉強でき、やる気になります。将来は、英語が得意になって、外国の人とたくさん話したいと思います。 ― 4年生 A.S さん 「勉強」というよりも「習慣」 朝、時間がある時にやっています。短時間で少しずつできるので、勉強という感じではなく、習慣のようになっています。内容はわかりやすく、勉強になります。1年間やってきて、発音が良くなったとお母さんが言ってくれました。今は英検2級合格を目指して頑張っています。 ― 5年生 M.N さん できたかどうかわかるから楽しい 宿題はあまり面白くありませんが、ロゼッタストーンは楽しんでやっています。発音で自分の間違いがよくわかるし、いろいろな単語を覚えることができます。自分ができたかどうかがわかり、英語が身についていることを実感できるところが楽しいです。 ― 6年生 R.S さん USER PROFILE:静岡サレジオ小学校 1950(昭和25)年、学校法人星美学園設立。2003(平成15)年、校名を「静岡サレジオ」に改称。2011 (平成23)年、上智大学と教育提携締結。これを機に、小・中・高の12年間を4-4-4の3つのステージに分ける「サレジオステージ制」に一新。幼稚園から小学校・中学・高校まで、学園が一体となった一貫システムの中で、受験勉強にとらわれない、独自の教育プログラムを展開しています。 http://www.ssalesio.ac.jp/primary/ ※フォニックス 外国人や英語圏の子どもに英語の発音を教える手法のひとつ。綴り字と発音との規則性を明示することで、知らない英単語でも綴りを見れば正しく発音できるようになる効果が期待できる。 導入事例をPDFでダウンロードする PDFダウンロードリンク 本導入事例は2015年11月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。 本文中に記載されている社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。 本導入事例・Rosetta Stone製品に関するご照会は以下のお問い合わせ先までお気軽にお寄せください。 [inquiry]
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株式会社コスモステクニカルセンター様
毎日聞いて話すトレーニングで「英語の話せる研究者」をめざす 国内トップクラスのシェアを持つ化粧品原料メーカー、ニッコールグループ。グループの研究開発を担う株式会社コスモステクニカルセンターでは、グローバルに活躍できる研究者を目指し、全社員がロゼッタストーンによる英語学習に取り組んでいます。総務部部長の山田政治氏に、導入の背景や活用法などを伺いました。 導入の背景:英語を話す絶対量を増やしたい ニッコールグループは海外市場でのビジネス拡大を目指し、2020年の「英語公用語化」を掲げて社員の英語力向上に取り組んできました。社員のほとんどが研究者である当社でも、新たな製品・サービスを生み出し、世界に発信していくには、英語力が欠かせません。これまで毎年のTOEIC受験、無料の英会話教室、自己啓発への費用補助などを行ってきましたが、英語学習はなかなか活性化しませんでした。 この状況を打開するため、英語学習に関する社内調査をしたところ、社員の多くが仕事を通じて英語力が向上する施策を求めていること、そして自己啓発に取り組む社員の多くが週1回程度の英会話教室に通っていることがわかりました。しかし、研究開発が本業である我々にとって、仕事を通じた英語学習には限界がありますし、英会話教室への通学だけでは英語を話す絶対量が足りません。そこで、仕事以外の時間に、ある程度自由に、毎日継続して学習できるツールが必要だと考えました。 採用の理由:毎日英語を話せるツール Rosetta Stoneを採用した決め手の1つは、「英語を聞いて話す」ことに重点が置かれていることです。特に「毎日英語を話せる」ツールは他に見当たりませんでした。当社の社員は、論文等を通じて英語を読む機会は多いのですが、「聞いて話す」機会がなかなかありません。社員十数名でトライアルを行ったところ、英語を聞いて話すという自分たちにとって最も不足している部分を鍛えてくれるツールだと実感しました。また、法人契約の場合、ネイティブコーチとのオンラインレッスンが無制限に受講できることも大きなポイントでした。もう1つの決め手は、学習の進め方がわかりやすいことです。共通のプログラムに沿って順に学習すればいいので、迷わずに進めることができます。 学ぶ仕組み:みんなで競い合いながら楽しく学ぶ 昼休みなどを利用して職場で学習するケースも 2015年4月1日、経営トップとともに「今年は本当の意味で英語化キックオフの年だ」と宣言し、全社員でロゼッタストーンによる英語学習を開始しました。学習意欲を高めるために、各レベルを終えた社員には修了証を発行し、月間の学習時間の平均値と上位5名の社員を発表しています。また、学習開始時と1年後に、スピーキング能力を測定するBULATS(ブラッツ)を受験してもらい、学習効果を測定します。1年後の目標は、BULATSは全員がCEFR基準でB1レベル以上、TOEICは全社平均650点以上です。ハードルは高いですが、社員には「1年後に英語を話せるようになっている姿を想像すると、ワクワクするよね」と声をかけながら、皆で楽しく、競い合いながら学んでいます。 学習者の声 英会話が怖くなくなった ネイティブコーチとのオンラインレッスンは、毎日少なくとも朝・晩の2回は受けています。毎回異なった先生と話せるので楽しく、次第に外国の人と話すことが怖くなくなりました。最初の頃は、質問されると固まってしまうことが多かったのですが、最近はほとんど話を返せるようになっています。 ― 研究管理室 副主任研究員 N.F氏 学習を習慣化できる 1レッスンが5~30分と短いので、隙間時間などを使って毎日継続しやすく、学習を習慣化できます。オンラインレッスンは、先生には音声しか届きませんので、自宅でも気軽に受講できます。始めてまだ1カ月ほどですが、海外旅行で現地の人と話す際に、自然と英語のフレーズが出てくるようになりました。 ― 研究管理室 副主任研究員 K.U氏 USER PROFILE:株式会社コスモステクニカルセンター 1970年にニッコールグループの開発センターとして設立され、2001年に株式会社として独立。同社が開発する高付加価値の素材・技術は、化粧品をはじめ医薬品、食品など、幅広い分野で利用されています。 本社:東京都 資本金:4,000万円 従業員数:45名 http://www.ns-cosmos.co.jp/ (2015年5月時点) 導入事例をPDFでダウンロードする PDFダウンロードリンク 本導入事例は2015年5月の取材に基づくものであり、現在の状況と異なる場合がございます。 本文中に記載されている社名、製品名、ロゴマークは各社の商標または登録商標です。 本導入事例・Rosetta Stone製品に関するご照会は以下のお問い合わせ先までお気軽にお寄せください。 [inquiry]
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